2月26日・・今日は「脱出の日」だそうです。
フランス革命の動乱の中から登場したナポレオン・ボナパルトがフォンテーヌブロー条約によって皇帝の地位から退位させられ、地中海のエルバ島に追放されたが、1815年2月26日にエルバ島を脱出し、パリに向かい、皇帝に復位しましたのを記念して脱出の日になったのだとか。
ナポレオンが英雄なのかという論議はさておいて、
ヨーロッパ大陸の大半を影響下に納めた人はナポレオンだた一人だと思います。
それだけ戦いの天才だったんでしょうな。
2・26事件
徐々に戦争へのきな臭い動きが始まりつつあった昭和11年、4年前おきた5・15事件に続いて軍部の青年将校が政治思想を実現する為にクーデターを起こします。
「2・26事件」です。
4年前におきた5・15事件はあくまでも海軍中尉の独断による政治へのテロという扱いに対し、
戦前の日本を一気に戦争へと向かわせる事になる一つの転機になったと言われますね。2・26事件は陸軍将校が下士官1,483名を動員して起こしたクーデターとなります。
永田町を占領し、政治家・官僚を排除し、昭和天皇の新政を行うという昭和維新を実現するという皇道派に属する将校が起こした事件だそうです。
襲撃を受けた官僚に海軍大将など大物がいた為、海軍は2・26事件の首謀者を反乱部隊とし、徹底抗戦を行う事になっていきます。東京湾に展開した長門をはじめとする第一艦隊の主砲をクーデター首謀者が居る方向に向けていたとか。
満州事件後の世界から徐々に孤立化をして行った当時の日本の閉塞感はすさまじい物だったのかもしれませんね。閉塞感の打破の為に、戦争という間違った手段に突き進んでいった当時の日本・・・。
なんだか、最近ロケット(事実上の長距離弾道ミサイル)等とイマイチ解りにくい説明をされている物を打ち上げた国と似ている様な・・。
暴発する前に問題の解決が行われることを祈らずにはいられません。